そもそも、今頃になって、読んだきっかけは?
2005年にスタンフォード大学で行われた有名な卒業式でのスピーチ。オンライン英会話の教材として、最初から最後まで文章を読んでみたら、とても感動する内容でした。
オンライン英会話のインストラクターも、一文一文に何かを感じる箇所があるみたいで、
「この教材を選んでくれてありがとう。有名なスピーチということで知っていたけど、ちゃんと読んだのは初めて。とても感動したわ」
という人が多かったです。
このことをきっかけに、Steves Jobsという人をもっと知りたいと思い、自叙伝でもある「Steve Jobs」をダウンロードすることにしました。
上下本の長い本ですが、kindleの読み上げ機能を利用し、通勤の途中に聞き読(聞きながら読書をする)をしました。
熱量の塊のような人だったんですね。
「情熱」的な天才。最近、私の好きな表現で言うところの「熱量」の塊のような人で、その「熱」が体から、毛穴から溢れ出ていたような人だったんですね。
「美しさ」に貪欲で、決して妥協することのなかった人。それゆえ、「受け入れられないもの」を徹底的に拒絶してきた人。だからクールダウンするために、「禅」のような静的な教えに共感したのかな?
何に感動したかって、Steve Jobsが命を削りながら追及した
「世の中を変えていくんだ!」
という想いを実際にMacやiPhone、iPadという形にして、我々の生活を劇的に変えてしまった「有言実行」な行動力に感動しました。
本を読む前と後では、Mac製品への愛着度が断然変わりました。あー、Apple製品が好きだという人たちは、生前のSteve Jobsの生き方に共感してたんだーと思うと、もっとその良さに早く気が付くべきだったーと悔しい思いをしてしまいました。
ちなみに、私も多いに利用しているiPhoneの角の丸み。このあたりにも一切の妥協を許さずに、Steve Jobsがこだわった形状なんだそうです。そういうことを知ると、心を込めて角を撫でたくなりますよね。
鏡に映る自分に、問いかけるようにします。
スタンフォード大学でのスピーチの中で、私が一番大好きな文。
When I was 17, I read a quote that went something like: “If you live each day as if it was your last, someday you’ll most certainly be right.” It made an impression on me, and since then, for the past 33 years, I have looked in the mirror every morning and asked myself: “If today were the last day of my life, would I want to do what I am about to do today?” And whenever the answer has been “No” for too many days in a row, I know I need to change something.
17歳のとき次のような一節を読んだ。「毎日を人生最後の日であるかのように生きていれば、いつか必ずその通りになる」。それは印象に残り、それ以来33年間毎朝鏡を見て自問している。「今日が人生最後の日だとしたら、私は今日する予定のことをしたいと思うだろうか」。そしてその答えがいいえであることが長く続きすぎるたびに、私は何かを変える必要を悟った。
さてさて、今日も鏡に映る自分に問いかけましょう。
「今日が人生最後の日だとしたら、私は今日する予定のことをしたいと思うだろうか」
ん?答えが「いいえ」じゃないの?。ということは、「何か」を変える必要があるのでは? そう、「変えたい」のです。さて、今日もその「何か」を変えるために、自分のできる行動を起こしていくぞー。