著者の立花岳志さん
私同様、かつて「サラリーマン」だったということにまず、大いに「共感」しました。ご本人も著書の中でおっしゃっているように名だたる大企業ではなく、中小企業の一介のサラリーマンだったことが、私のような「リーマン」に共感を与えてくれるし、勇気を与えてくれました。
「情報発信」は今この瞬間から誰にでもできる!
インターネット普及前は、「情報発信」はテレビ、ラジオ、新聞等の「専売特許」だった。それが、インターネットが普及したことで、パソコンやスマートフォンとネット環境があれば、今この瞬間から誰でもが「情報発信」ができるということ。そしてこの「情報発信」が私たち一般人にとっての、新しい未来への小さな小さなベビーステップになるいうこと。
「情報発信」と「交流」の違いに共感。
普段、SNSに投稿する時に、「情報発信」と「交流」の違いを意識していますか?私は、あまり意識していなかったことに気づかされました。
例えば、美味しいピーチパフェを食べに行っての投稿。
「見て見て!インスタ映えするパフェ食べたよーん!と美味しいピーチパフェの写真
→ これは「交流」なんだそうです。
「青山ファーマーズマーケット(東京・渋谷)近くにある話題の『ELLE CAFÉ』。1,800円もする超・リッチなピーチパフェを食べてきましたー。2時間待ちした甲斐ありです!!」
→ これは情報発信。
見ての通り、「情報発信」の投稿には場所、値段、感想等、情報が盛り沢山。行こうかどうか迷っている人の背中を押してくれる内容ですよね。
そう。必要とされているのはこの「情報発信」。「食べたよーん」の一報告で終わらせるのではなく、迷っているかもしれない誰かのお役に立てる内容を発信するのが、「情報発信」らしいです。大きくうなずきました。なるほど。結構、「交流」だけしてしまってました。反省。
好きなことで、「これマジ、良いから!」と誰かに教えたり/伝えたくなったら、熱量(最近、私の好きな表現です)の赴くまま、ドンドン文章が書けちゃうこと。
そして、その投稿を見て、「いいね」と思う方が1人でもいてくれ、「誰かのお役にたてた」ということが、ホントに嬉しくなっちゃいますよね。
そんなことから、「好き」はこれから生きていくうえでのとっても大事なキーワードのような気がしました。
「自分て何が好きかわかんないわよ!」という人こそ「情報発信」すべき!
かつての私もそうでした・・・・「自分て何が好きなんだろう?」って。心の赴くままになんか気になることをやってみる。「なんか違うな?」と思ったらやめてまた気になることを始めればよい。なんだか「ワクワク」すると思うことがあったら、文章の長い/短い、上手/下手など気にせずにどんどん発信していく。そのうち「好き」を書いているうちにどんどん詳しくなり、そのうち「得意」になってくるとのこと。「文章」を書くことは自分をある意味「客観視」するツールになるのかもしれませんね。
さぁ!どんどん「得意」が増えてきたぞー!
こうなってくると、だんだん自分のブランディングが見えてくるのかもしれませんね。私の場合だったら、
野菜・果物、英語、旅行(「弾丸旅行」)、ファーマーズマーケット
「野菜や果物」が好きな人は五万といます。「英語」が好きな人だって五万といるでしょう。でも、ドンドン好きなことを掛け合わせていくと・・・・「私」というブランドができてくるらしいです。
なので、ドンドン「好き」なこと見つけて、「情報発信」していくことの大事さ。もしかしたら、いつか、私たちの「情報発信」がどなたかの目について、「講演」をしてみませんか?とか「出版」をしてみませんか?なーーんて声がかかるかもしれません。可能性は0ではありません。なぜなら、このインターネット時代。無限の可能性があるのですから。
かくいう私も、とある旅行サイトから近々「インタビュー」を受けることになりました。ボツにならないことを祈りつつ・・・。
さー、お金がわんさか「降って」くる方法は?
と思ったら、残念ながら「お金」が降ってくる具体的な方法は書いておりませんでした。それよりも「お金」に対する意識を変えていくことの大事さが書いてありました。
通常、「あー、フランスにいつか行ってみたい!」
と思ったら、まずは、貯金残高を確認し、残高不足に落ち込み、貯金が貯まってからにしようと、やりたいことを後伸ばししてしまいますよね。
でも、立ちさんは、そうでなはく「あー、フランスにいつか行ってみたい!」
と思ったら、ひとまず空いている日程を確認し、飛行機とホテルを抑えちゃおう!
というのです。最終的にお金は貯めなくてはならないのだけど、まずは「やりたいこと」「夢実現」を最優先にすること!とのこと。新しい視点でした。
それからお金のことを考える。でも、やりたいことの「夢」が実現しているから、渋々お金を払うのではなく「この機会を与えてくれてありがとう」とむしろ感謝の気持ちで「お金」が払えるようになる。
「お金が無い」「これっぽちしか無い」といったお金の呪縛から自分を解き放ち、「やりたいこと」を最優先にして楽しんだのちに、お金を作る方法を考えていく。
「好き」なことを提供してくれている人に「感謝」をしながらお金を払う。なんかそうすると、良い循環でお金が回りそうな気がしますね。
自分のステージ毎で、本を開く度、学びや気づきが得られそうな本です。なんだか長いお付き合いをしそうな本になりそうです。