私は、2014年に、ブログを書き始めました。
なんで書き始めたか?っていうと、周りでブログを始めた人が増えてきたから。
というそんな理由からです。ネタは?特にこれ!といってありませんでした。
なので、当時、野菜好きが高じて取得しようと思った「野菜ソムリエプロ」の資格勉強中に学んだ、野菜の知識を、備忘録のために書こうと思ってました。
今でも忘れられない、始めてのブログをアップした時のこと。
「公開」ボタンを押すのにかかった時間・5分。
その間は、頭の中で、Facebookで繋がっている人の顔が浮かび、
「Aさん、この記事読んでどう思うかな?」
「Bさんはどうかな?」
「こんな稚拙な文章、人様にさらすなんて・・・かなり恥ずかしいよね・・」
「私、なんか間違えたこと、言ってないよね?教科書通りだよね?」
こんな、答えのない疑問を、ぐるぐる、ひとしきり頭の中をめぐらせた後で、「えーーーい!押してしまえ〜」と、最後は、やけっぱちになって、「公開」ボタンをポチ。
その後の行動もかなりナゾです。
速攻、ノートパソコンを閉じて、ネットワークケーブル(当時は有線を使ってました)抜いて、布団をかぶって寝てしまいました(笑)。
ケーブル抜くって!ネットワーク上に公開したら、ケーブルうんぬん、関係ないんだけど・・・(笑)布団の中でも、ブログの記事への反応が気になって仕方ありませんでした。(今、考えると、単なる自意識過剰です)
誰か読んでくれるかな?(←さっきまでは、人の目、気にしてたんちゃうか!)
コメントってつくのかな?(←さっきまで、読まれるの恥ずかしいって言ってたんちゃうか!)
と、今では、ツッコミどころ満載ですが、当時の私は、真剣に「悶々」としておりました。
それから、7年の月日が経ち、今の私はというと、細く長くではありますがブログを書き続け、当時使っていたFacebook以外に、InstagramTwitterLINEYouTubeと、SNSの手段をどんどん増やし、「楽しん」で投稿ができるようになりました。
いったい、7年間の間に、私にどんな変化があったのか?それを、代弁してくれているのが、まさしく、この本でした。
『「らしさ」を発信して人生を動かす ファンが増える!文章術』(山口拓朗著)文章術の本がなんで??とお思いでしょうが、この本は、文章術というより、「マインド」の話が書かれた本です。例えば、この本の中に、「SNSで楽しそうに発信している人 vs. そうでない人の違いは、ズバリ、その人の「らしさ」を発信できているかどうかです」という記載があります。
そう、7年前の私は、「らしさ」のかけらもなく、そのまま、教科書で学んだ「知識」を備忘録として発信していただけでした。なぜなら、そこに「私らしさ」を加えることに抵抗があったから。・自分のことや自分の意見を書くなんて、恥ずかしい・人にどう思われるかが気になってしまうというのが常に頭にあり、発信を「楽しむ」余裕は、まったくありませんでした。
でも、その半面、「情報発信」っていうのをやってみたい!という、気持ちもあり、なんだか、アクセルとブレーキの両方をかけるような、もどかしいことを、ずっとしていました。
そんな私が、「楽しく」発信できるようになったのって、なんでだろう?と考えてみたところ、本の中にも紹介されていた、こんな発信をする/できるようになったからなんだ!ということに、気がつきました。
1. 貢献発信
「貢献発信」なんていうと、エラそうに聞こえますね。
でも、「情報発信をしたい!」と思う根底には、せっかく、学んだ野菜の知識を、誰かのお役に立てたいなぁ〜という、強い想いがありました。
例えば、りんごのテカテカ。
「農家さんが、見栄えよくするために、ワックスかけてんのね!気持ちワルイ!」と以前の私は、マジメに思ってました。
でも、とんでもない間違いだということを、勉強して知りました。あれは、りんごが「私、完熟したわよ♡」と、お知らせしている、りんごからの「メッセージ」だったんです。
みたいな感じで、読んでくれる人が、「めちゃ、役に立ったわ〜」と思ってもらえる、気持ちで発信をするように心がけました。
2. 自分の楽しい・嬉しいを発信ふとした瞬間の、自分の「楽しい」や「嬉しい」と思った瞬間を発信していきました。
「楽しい」というポジティブなエネルギーは、周りの人をも明るくしてくれます。
また、私の「楽しい」に友人が共感をしてくれると、私自身の楽しさが倍増することに気がつきました。その結果、私自身が、「認められた」ような感じがして、どんどん自己肯定感が高まる感じがしましたこの体験を何度かしてから後は、徐々に、SNSの投稿への抵抗がなくなってきたなぁ〜と思います。
3. おバカな自分の失敗談を発信私は、かなりのおっちょこちょいです。
でも、そんな自分も私の一面だと思って、今では大肯定してます。以前は、そんな自分を他の人と比較して、「ダメ」な自分とレッテル貼りをしてきました。
でも、SNSでの発信を通して、自己肯定感が高まってきたので、今では、こんな「おバカ」な自分を、「お茶目」な自分と変換し、自己開示できるまでになりました。
先日のおバカな失敗は、愛用しているタンブラーの「ふた」だけを無くすという珍事が起きました。・なかなかに存在感のある「ふた」だけを捨てたの?・もしかして、シンクに流してしまったの?・いや!私がお風呂に入っている間に、誰かが「ふた」だけ取りにきたの?摩訶不思議な現象ですが、2ヶ月経った今も、未だ見つかってません(笑)。
今では、こんな「自分らしさ」を楽しみながら、発信できるようになった自分が、この本を読んで思ったのが、「あ〜、7年前の自分に読ませてあげたい」でした。
7年もの間、
・自分の好きなことって何?
・自分の得意って何?
・自分って、何に喜びを感じるの?とかなり迷走し、撃沈し、時に暴走した時もありました。
でも、この本で紹介されているように、玉ねぎの皮を一枚ずつ剥くように、自分と向き合える方法を知れたなら、もう少し早く、そしてもっとラクに「自分らしさ」に気がつけたんだじゃないのかなぁ〜と。
この本の中で、一番私が、腑に落ちた箇所があります。
それは、「自分らしさ」は探し出しにいくものではなく、「思い出す」ものなんだというところです。そう、「自分らしさ」は、なにも「自分探しの旅」に出て探すものではなく、すでに、私たちの中にあるのです。
今まで生きてくる中で、その「自分らしさ」にふたをして、見えなくしてしまっているだけなんです。著者の山口拓朗さんも言ってます。「らしさ」のない人間など、この世にひとりもいないと。7年前の私のように、・自分のことを書くなんて恥ずかしい・人にどう思われるかが気になる・そもそも書くことなんてないと思っている、そんな方にこそ、ぜひ読んでいただきたい1冊です。
そして、私のように7年もの時間をかけることなく、「自分らしい」発信ができる人が増えるといいな〜と願ってます。