私は、米系企業で働いています。会社の経理はアウトソーシングしているため、アウトソーシング先の会計士さんと一緒に仕事をしてます。今年10月より担当してくれている会計士さんは、2人の子育て真っ最中の時短で働くママ。
「正月返上」の悪しき習慣にすっかり慣れきってしまっていた私
毎年12月の月次報告書は、アメリカ本社が1月2日より稼働するため、第3営業日の1月4日が締切日となってます。
なので、私がこの業務を担当していた過去11年間は、いつも、お正月休み返上で経理処理をしてました。
今まで担当してくれたアウトソーシング先の会計士さんは全員、独身の男性だったため、「正月休み返上」に対して、「諦め」の境地で、難なく対応してくれていたので、私もすっかり、この悪しき習慣に慣れてしまい、私も、「正月休み返上」で対応をしておりました。
時短で働くママからの「提案」が素晴らしかった
ところが、時短で働くママから、
「見込みの数字を取り込んで、12月26日に前倒しで締めて、12月28日に12月の月次報告書を提出しましょう」
と提案がありました。理由を聞くと、「会社の都合で年末年始の出社ができない」とのことですが、なんとなく女の勘で(笑)、家族都合なのかな?と推測しました。なにはともあれ、彼女が大胆にも提案してきた内容は
12月29日から1月6日まで、ちゃんと「休みましょう」
という提案です。素晴らしい提案だったのだけど、私の中で最初に思ったのが
「アメリカ本社が許してくれるかな?」
でした。なぜなら、私は過去11年間、正月休み返上を「当たり前」として、第3営業日に取り込むべき数字を取り込んで、12月の月次報告書を提出してきてしまっていたからです。
なので、
「なんで急に、できなくなるんだよ!」
と言われるかな?と不安でしたが、一か八か賭けに出て、
「12月29日〜1月6日まで日本は年末年始の休みだから休みます」ゆえに、月次報告書は、見込みの数字を取り込んで前倒しで12月28日に提出します。以上!」
と言い切り(←これ大事!笑)ました。
勝手に思い込んでいた不安は、「取り越し苦労」に過ぎませんでした
さて、次の日の返信メールを恐る恐る確認しましたが、見込みの数字のアドバイスがあっただけで、私が懸念していた「前倒し」のレポート提出に対しては何のお小言がありませんでした。
あれ?なーんだ、いけるんじゃない!
「なんで今までできて、今年はできないんだー」なぁーんて誰も言ってこないぞ。
そう。勝手な思い込み!なだけだったんです。これぞ正しく「取り越し苦労」。物事って自分が思っている以上に、簡単に、そして優しく進むのね。
ということで、12年ぶりに私は、お正月休みを、出社することなく楽しめそうです。
提案してくれた時短で働くママ・盛岡さん、ありがとうございます。
そして、私も、盛岡さんのような「効率的に働く」姿を見習いたいと思いました。