東京・青山ファーマーズマーケットで出会った素敵な人・宮廷ソルティックスローフード代表の岡田さん。
御年・80才。人生の大先輩ですが、親しみを込めてというか、いつも勝手にそう呼ばせてもらっているので呼ばせて頂きます。「おじいちゃん」と。
一瞬、とっつきにくい感じの無愛想なおじいちゃん(ごめんなさい・・・)。でも、時間はかかりましたが、徐々に話をしていくと、笑顔が可愛い優しいおじいちゃんです。私もここまでくるのに、半年以上かかりました。
1964年、東京オリンピックで賑わっていた日本を離れアメリカ・オークランドに渡り、その後20年もの年月を、たくましくアメリカでサバイバルしてきた方なんです。なので、英語がめちゃくちゃ堪能な、かっこいいおじいちゃんです。
そんなおじいちゃんが作る自慢の一品はこの納豆。パッケージに、おじいちゃんの顔入りで、可愛いでしょ。
10年以上自家採種された在来種を使った大豆を使用した昔ながらの仕法で時間をかけて納豆を作っているそうです。
日本とベルリンを行き来しているお客さまが言ってました。
「海外に納豆を持って行くと、ほとんどの納豆が腐ってしまうけど、ここのおじいちゃんとこの納豆だけは、海外に持って行っても全く変わらない。それだけ大豆が良く、納豆菌が良いのを使っていると思う」と。
その方は、日本の食べ物を海外に紹介する仕事をしている方で、おじいちゃんの納豆を絶賛してました。
ということで、今では我が家の食卓には欠かせない納豆になりました。市販の納豆と違って、醤油タレは付いてませんので、自分のお好みのお醤油で、「大豆」の味を楽しめるのも、私が気に入っている点です。
暑いこの時期。私のお気に入りの食べ方は冷たいうどんの上に、ネバネバ納豆とネバネバおくらをのせて食べる食べ方です。
その他、お味噌、ちりめんじゃこ、塩麹と体に良さそうなものがズラリと並んでいます。
梅干しもおじいちゃんのところで買っているのですが、ハンパ無く「酸っぱい」です。こちらです。
おじいちゃん曰く
「あんた、体悪いわー」
と一喝。はい、かなり体に悪いモノを食してきましたので・・・・。
でもご安心を。この昔ながらの酸っぱい梅干しを食べ続けていくと体も良くなってくるらしいので、「酸っぱい」と叫びながら、食べ続けてみたいと思います。
厳しくも、優しいおじいちゃんが手作りしている納豆。「大豆」本来の味のする納豆をお探しの方にはお薦めです。
ぜひ試してみて下さい。きっと、ファンになるはず。