##「良いとこどり」の本
この本、とにかく「良いとこどり」の本なんですよ。なにがかって言うと、大杉さんが35年間読み続けている本。その数なんと!10,000冊以上の本の中から選ばれし厳選した148冊が紹介してされていること。
さらに、その148冊の本の中からこれは!というエッセンスを大杉さんが抜粋して記載してくれいること。
「良いとこどり」尽くし!
もし、その中のエッセンス文を読んで、これは!と思う本があったら、その本を今度は買って読めば良いし、本を買わなくても、自分が今抱えている悩みや問題の解決のヒントになりそうなページを開いて、そのエッセンスに触れるだけでも、何か解決策の突破口を見つけることもできる。
これを「良いとこどり」と言わずには要られません。
とにかく、148冊分の凝縮したエッセンスに、たったの1,300円(本代)で触れられるのは、めちゃめちゃお得な買い物です。
大杉さんの時間管理術を知りたい!
1年間に300冊もの本を読み続ける、かつ今なお、読み続けているという大杉さんの「時間管理」を教えて欲しいという気持ちになりました。
なんかヒントになるようなところはないかな・・・と読み進めると、ありました。
優先順位付け
手帳
マイルール
そう、きっと大杉さんは「マイルール」に則り、「優先順位」付けをしっかりして、「手帳」に「手書き」して時間管理をしているのではないのかなぁ〜と思いました。
こちらが、大杉さんの「マイルール」。
朝5時に早起きする
徹夜はせずに23時までに就寝する
毎日ブログを書く
スキマ時間に読書をする
ストイックに大杉さんは「3度の食事と歯磨きの時間を固定」しているようですが、ちょっと私にはできそうにないので、これ以外は真似てみることにします。
偉大な先人がやってきて良かったことで、且つ自分でもちょっと頑張ればできそうなことは、「真似る」に限りますよね。
キャリア
入社20年以上経った私でも今なお「キャリア」については悩むもの。そんな迷える中年の仔羊?が共感したエッセンスはこちらです。読み方が「きょうそう」でも、
これからの時代は、「競争」するのでは「共創」する時代になったというエッセンス。
人材までもが「コモディティ化」して、誰にでもできる仕事は賃金水準が低い途上国の労働力やAI (人口知能)にとって代わられる中で、21世紀を行き抜く我々に求められているのは
自分で考える力
人と共創する力
自己進化する力
なんだそうです。
そして常に競争する相手は他人では無く「自分自身」。
人が何かを修得する際に、「1万時間」がかかると言われている。つまり、1万時間頑張れば、誰だって、「100人に1人(1/100)の希少性」な人材になるとか。
それならば、キャリア(専門スキル)を3つ組み合わせると、
1/100 x 1/100 x 1/100の「希少性」な人材になり、さらにそれが「個性」となる。
そう、これからの100年時代を生き抜く私たちには、1つの専門性より、3つのキャリアを掛け持ちすることが大事とか。
ひぇーーーー。悩んで立ち止まっている場合じゃないね。「好き」や「強み」を活かして、3つのキャリアを形成できるように頑張んなくっちゃ!
本って「最初から最後まで一言一句を読む」必要ってないっていうのを速読術を勉強した時に知りました。ホント、目からウロコの瞬間でした。
今、自分が抱えている悩みや迷いの問いを、多くの先人が残した書物から答えを「良いとこどり」で見つけだして、人生を生きやすくしてくれる本だと思います。
大杉さんが35年間で読んだ選りすぐりの10,000冊からの抽出したエッセンスからは、何かしらのヒントを得られること間違い無し。
忙しくても、いろんな悩みにぶち当たっているビジネスマンにこそ、お薦めの1冊です!