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今日の朝活本はこちら。「悪魔英語」。なんか、おどろおどろしい名前の本ですね。でも、全然中身は違います。むしろ勇気をもらえる本です。
断捨離の世の中。語学も「捨ててしまえ!」の発想だと、話せるようになります。ホンキでそう思いました。なぜなら、中学から英語を勉強して、30年近くも「英語」に携わっておりますが、「捨てること」が語学の極意のような気がしたからです。
では何を捨てるの?
思い込み
なまじ、私たちは英語を中学・高校と最低6年勉強したからでしょうか?
ペラペラに喋れないと「英語を話せる」と言っては言えない思い込み
をいつからか持つようになっていませんでしょうか?
外国人に道を尋ねられても、別にたどたどしくても、右(Right)なのか左(Left)なのか、とにかく知っている単語の羅列でも、「会話」はできているハズです。
そのあたりをうまく「漫画」で表現してくれているのがこの「悪魔英語」本です。ペラペラに話せなくてはならないという「思い込み」をまずは捨ててしまおう!という発想。大いに同意します。
だいたい、「英語、ペラペラなんですか?」ってよく聞く人がいますが、「ペラペラ」ってつまり、どういうこと意味しているんでしょうかね?そもそもそこが疑問です。「内容」が「ペラペラ」ならば、「単語の羅列」でも、しっかり自分の言いたいことを言っている人の方が、私は素晴らしい!と思ってしまいます。
無駄な表現やニュアンス
主人公のコウスケが、悪魔デモニオに対して、
「今すぐ、この部屋からお引き取り願いたい」
のようなニュアンスを伝えたいために、頭の中で、
今すぐ → Now
この部屋→this room
お引き取り願いたい→・・・・・
と変換するのですが、そんな、ニュアンスや無駄な表現なんて、「捨ててしまえ!」ですね。
Get out of my room! あるいは This is my room!
と叫んでしまえばよいのです。それで「真意」が通じてしまいます。
そう、無駄な表現や、ニュアンスなんて捨ててしまえばよいのです。20/80の法則っていうものがありますが、「2割の表現で8割のことまで表現してしまいましょう」とは、目からウロコでした。
大人語
通常、子供は1,000語ぐらいの言葉を使って、会話をしていると言われるそうです。1,000語と言ったら、すでに、私たちが中高レベルで勉強した単語レベルです。そう!私たちは、すでに身につけた1,000語を駆使して、話せるハズです。
この時にも捨ててしまいたいのが、「大人語」。大人なんだから、ちょっと気の利いた単語を使わなくてはならないと思い込むから、自分の首をしめてしまうのです。もう、英語を話す時は「子供」に戻って、1,000語を使って話してしまいましょう。
なんか、私は、この本を読んでとても勇気をもらいました。