目次
2017年11月14日(火)半休を取って、東京都が主催する「外国人おもてなし語学ボランティア養成講座」なるものに参加してきました。
残念ながら・・・・「有利」にはなりませんとのことです。
私は、この講座を受講すると、2018年夏から募集開始の「東京オリンピックボランティア」の人選で有利になるのではないかと、下心丸出しで行ったのですが、講座の冒頭の挨拶で、「全く有利になりません!」と言われてしまい、しょっぱなから撃沈してしまいました。
じゃあ何のためのものなの?
日本への訪日外国人が2017年9月時点で2,000万人を超えましたが、東京都は、訪都外国人を2020年までに2,500万人とする目標設定をしました。初めてくる外国人だけではなく、「また、行きたい国」と思わせるだけの「おもてなし」を東京都としては提供していきたいというのが、今回の講座の主旨のようです。
それには、たくさんのボランティアの方を募り、「お迎えする心」を持ってもらい、困っていそうな外国人に「May I help you?」と積極的に声を掛けておもてなしをして欲しいようです。
ロールプレイがいっぱい!
休憩2回を挟んだ講座は3時間30分の長丁場でしたが、4人1グループでのロールプレイを体験しながら、「おもてなし」の心を体感させる主旨の講座でした。いわゆる「おもてなしとは?」を学ぶ座学とは違ってたので、寝ないで済みました(笑)
「大阪のおばちゃん」を目指そうと思いました。
私のグループにいた東京・木場在住の大阪出身のおばちゃん。この方は本当にスゴイ!彼女の実例を挙げますと・・・
その1. おばちゃんが利用する京葉線には、ディズニーランドに行くのに迷っている外国人がたくさんいるそうです。そういう外国人には、片っ端から声を掛けるそうです。おばちゃんは一緒に京葉線に乗ってあげるだけではなく、自分が住んでいる木場駅を降りる前に、「どなたか舞浜駅で降りる方はいませんか?」と周りの乗客に聞いてあげ、舞浜でおりる乗客の方に、「この外国人の方々がディズニーランドに行きたいようなので、舞浜駅着いたら、教えてあげてください」と言って降りるそうです。
その2. 東京駅で羽田空港に行きたい外国人旅行客に遭遇。山手線のホームで「浜松町に行く方はいませんか?」と探したが、あいにく誰も応えてくれなかったそうので、仕方無しに、木場駅に帰る予定を変更して、わざわざ浜松町駅までその外国人を案内し、モノレールまで送ってあげたそうです。
もー、ここまでくると、「おもてなし講座」云々というより、「大阪のおばちゃん」を見習いなさい!という感じでした。尻込みすることなく、誰にでも声を掛けるこの「勇気!」。まさしくこれが「おもてなし」なのではないかということを、結局講座からではなく、「大阪のおばちゃん」から学んだ日でした。
ということで、私も今日から「大阪のおばちゃん」を目指すことにします!(笑)