私のメンター・樺沢紫苑先生が2019年8月3日に「インプット大全」を出版しました。
なぜ、今「インプット」なの?
インターネット上のデジタル情報は20年前と比べて5000倍!に増えていると言われる現在。これからさらに、5G導入もされ、通信速度が早まり、ますます大量の情報量にさらされる状況にある中、私たちは、有効に情報を活用しているでしょうか?
それとも、大量の情報にただただ対応するだけで、「スマホ疲れ」「情報疲れ」を起こしていないでしょうか?
そんな疲弊している私たちに「令和時代の教科書」的な位置付けで、樺沢先生が「知的生産性を高めるビジネス書」の決定版として書いた本がこちら。
先生が大事にしている「アウトプット」前提で、書かれているのがこの本の特徴。
まだ読んだことが無いという「自己成長」をしたい!という方には、前作の「アウトプット大全」と併せて読まれることお薦めします。そうすることで、「自己成長」、加速すること間違い無しです。
第3章では、「LISTEN」注意深く「聞く」インプットの方法が記載されています。特に大きな気づきは、「セミナー」の受け方でした。
セミナーでは、とにかく一番前に座って話を聞こう
なぜなら、最前列で緊張感をもってセミナーに参加することが、学びの効率がもっとも高まるからです。
「急に質問されるかもしれない」「急にマイクで意見を求められるかもしれない」
そんな思いから敬遠されがちな一番前の席ですが、その「緊張する」からこそ、脳内でノルアドレナリンが分泌され、学びの効果が高まるのだとか。
最前列と後方列では学びの差はなんと!「10倍」
なぜなら、学びと距離は反比例するからだそうです。つまり、最前列もしくはできるだけ前の方で受講すればするほど、多くの学びが得られるそうです。
それは、先ほど言った緊張感からもそうだし、さらに講師の非言語的情報をたくさん受け取れるからです。
非言語情報とは、
視覚的情報:外見、表情、視線、姿勢、動作、ジェスチャー、服装、身だしなみ
聴覚的情報:声の調子、強弱、大きさ
こういった非言語情報は、大好きな作家さんの本をどれだけ読んでも、本からは感じることはできません。講師と作家と同じ空間にいて、そしてその非言語情報を感じれる距離感にいないと感じれないもの。
また、この非言語情報から受け取った情報も、脳を刺激して、記憶に残りやすくなるとか。
時間とお金を投資して参加するセミナーなら、できるだけ多くのことを学び、習得したいですよね。
そして、先生曰く、この「非言語情報」を受け取り、持って帰る場所がセミナーであり、ここにお金を払う意味があると言ってます。なるほどですね。
セミナー中はメモ魔にならないように!
先生のセミナー中にも、講師の言うことを1言も聞き漏らさないぞ!とばかりに、必死にメモをとりまくる受講生もいるとか。
でも、そういうメモ魔の受講生に質問をしてみるとまったく内容を理解していないことが多かったりするらしい。
メモは
- 気づき
- 要点
- 重要ポイント
だけをメモすればよいとか。それも、数も欲張らずに、3つと数を決めて。そうすれば集中力アップする。
やっぱり「目的」大事!
- なんでこのセミナーに参加するのか?
- このセミナーから何を知りたいのか?
- このセミナーで何を学びたいのか?
- このセミナーを聞いた後、どうなっていたいのか?
目的を持ってセミナーに参加し、「気づき」や「To do」を得る。そして、それを日々の生活に活かし、行動する。やっぱり、これは読書と同じなんですね。
ソクラテスの「無知の知」
そして一番大事な「質問」コーナー。講師が2時間近く内容の濃い講演をした後で、よくある「質問」コーナー。
講師「何か質問ある方は?」
受講生「・・・」
よくあるあるな光景ですよね。
ソクラテスの「無知の知」という言葉があるそうです。
「自分がわかったつもりになっている」状態は愚か
「自分がわからないことを知っている」状態が賢い
「質問ができる」ということは、人の話を聞いて、自分は何がわかっていて、何がわからないかを知っている状態とのこと。深いです。
適切な質問をできるようになるにはやはり、「質問を前提に話を聞く」ことだそうです。なので、いつ講師から当てられても良いように、3つ質問や疑問を準備して聞くことが大事とか。
今まで、散々セミナー受けてきましたが、自分の姿勢がどれだけ間違えていたかを思い知らされました。
To do的な私のまとめ
1. セミナーでは一番前に座る!
2. セミナーに参加する前に、3つの質問を準備しておく
3. 自己成長のためには「プライド」を捨てる。自分と同レベルの人に、プライドを捨てて、「質問」をする
次の章ではなんと「WATCH」(観る)のインプトット術が書かれています。今までにない切り口。ますます楽しみ♫