先日、私の発酵の先生・梅ちゃんのこのクラスに参加しました。
なぜなら、今まで、梅ちゃんの醤油、味噌、みりんを作るクラスには参加したことあったけど、いつも主役の「麹」が出来上がってきた状態で準備されてあり、そもそも
「発酵って何よ?」「醸(かも)すって何よ?」
を体験したくって参加しました。
材料
ブログ仲間で美味しい果物を作る農家・金丸さんこと金丸文化農園から仕入れた無農薬の白米。
種菌。以前まではたくさんあった種菌の会社も今となっては、日本でたったの4社になってしまったとか。今回使ったのは京都の「菱六」さんの種菌。
お米を洗い、数時間水を切ったお米を蒸します。その蒸したお米に、この種菌を振りかけます。
この種菌をまぶした米麹を3日3晩、適温で管理して出来上がりです。
聞くは易し、行うは難し
まさしくそれ。なぜなら、会社員の私は、3日3晩片時も離れないように、なんと!一緒に通勤しなくてはならないからです!朝夕の通勤電車も一緒、ランチも一緒、夜寝る前まで気が抜けない。
ちなみにこちらが米麹の入った通勤バッグ!
1日目。朝は気が張っているから大丈夫だったけど、帰る頃には、存在を忘れそうになり(おいおい、愛情足りなくない?)、危うく会社に置きっ放しにする始末。とほほ。
2日目には、あれ?温度大丈夫かな?と寝ている間も気になったくらい。ならば、寝室まで持ってくれば良かったかと後悔。
そして、ドキドキの3日目。梅ちゃん先生曰く、米の表面が「モフモフ」になっていて、つまんで食べてみて甘みがあれば、成功!ちょっと酸味があったら失敗とのこと。
いずれにせよ、甘ければ甘酒に、酸っぱくなっても塩麹に使えるので、無駄にはならないのだが、我が子・ミボンヌ姫(せっかく、3日3晩も一緒にいるので、命名もしてしまいました!)は一向に、甘くも酸っぱくもならない様子。朝の時点では、「モフモフ」にもなってなさそう。
だんだん愛おしくなる・・・
ちょー、我が子・ミボンヌ姫大丈夫か?と焦りますが、人間同様、米麹も環境によって、成長はそれぞれだから、他の方の出来と比較せずに、我が子の誕生を待つことにします。
現在の時刻午前10時。保温終了まであと9時間。最後の最後まで愛情をかけて我が子・ミボンヌを見守りたいと思います。
それにしても、昔の人は、というより今でも本格的な酒蔵では、この米麹作りを3日3晩、人力で行なっているところもあるとか。
梅ちゃん先生が、「だんだん愛おしくなってくるよ」と言ってたのがわかってきました。小さな小さなこの箱の中で、麹菌が米を一生懸命、発酵させてくれているんですね。さすがに、コミュニケーションは取れませんが、「温度数」になって現れるので、ちょっと、目を離したすきに、43度になって、「おーい!熱いよー」と意思表示しているかと思えば、突然30度になって、「ちょー、寒いよ。温めて!」と意思表示したり。目には見えないけど
やっぱり発酵だったり、微生物の力ってすごいんですね。
残りの9時間。ちゃんとお世話させて頂くよ。美味しい米麹になってね。待ってまーす💗